Filezilla(Linux) のインストール(途中経過)

Windows 用のfilezilla はファイル名(パス名)が日本語に対応し、また、ssh での接続も可能ななため、便利なftp プログラムである。

 今回Linux 用にコンパイルしたのでそのメモを残す。


2011.08.25現在 最新版は、filezilla-3.5.0 であるが、make でエラーが発生。また、コンパイル済みのパッケージでも、一部参照できないライブラリィがあり動かない。

どうにか、動かしたいので、Plamo と構造が似ているSlackware のページからbuild 用のスクリプトとソースファイルをget し、手を加えたところコンパイルが成功。


http://repository.slacky.eu/slackware-12.1/network/filezilla/ からFileZilla_3.1.6_src.tar.bz2 をget

./configure

libgnutls のパッケージが無いとエラーがでる。

対策:環境変数を指定
export LIBGNUTLS_CONFIG="/usr/bin/pkg-config gnutls"

これは、このconfigureスクリプトでは、libfnutls-config というプログラムがあることを想定しているが、gnutlsの最近のバージョンには、これがなく、その代わりにpkg-config を使うとのこと。

 pkg-configは、システムにインストールされているユーティリティを利用する際のinclude ファイルが必要なライブラリィのオプションなどを、自動的に返してくれるもの。引数に "gnutls" をつけることでこのユーティリティの情報を得ることを知らせる。

 また、

$ diff configure_org configure
17207c17207
< libgnutls_config_version=`$LIBGNUTLS_CONFIG $libgnutls_config_args --version`
---
> libgnutls_config_version=`$LIBGNUTLS_CONFIG $libgnutls_config_args --modversion`
 

と、configure スクリプトを修正した。これは、修正前では、pkg-config のバージョンを返す指定となっており、モジュールgnutls のバージョンを返すため上記のように変更

以上で、./configure が無事終了

続けて、make; su; checkinstall -S でインストールまで完了。

 

実行画面

 特段、日本語の指定などしていないが、日本語ファイル名が正常に表示されている。