Plamo-4.72 install
新しいマシンも入ったので、これまでのびのびになっていたPlamo-4.72 のインストールを行った。その時のメモ。
正確には、plamo-4.72rc1_dvd.isoを DVDに焼いてインストールした。
手順(標準的な方法)
- PCをDVDから起動できるようにBIOSを設定する(これは、PCに依る)
- 通常は、Windows-OSが既にインストールされているところに追加でPlamo-Linuxをインストール
- もし、ハードディスクがすべて Windows-OS が占めている場合は、別途 ハードディスクを追加するか、既存のハードディスクのパーテションを変更する必要がある(別途説明)
- DVDで起動(USBキーボードの時は、起動画面の指示どおりに何か入力する)し、管理者 root でログインする(パスワードは聞かれない)
- setup 実行
- カーソル上下キーを用いてキーボードの設定を選択し、日本語用に変更
- さらに、fdisk を起動しLinuxのシステム用とswap用のパーティションを作成する。
- コマンド p で現在の状態を確認
- コマンド n でLinuxのシステム用のパーティション作成(プライマリパーティションのp、続けて1、2、3、4のどれかを入力、確保する領域の初めのシリンダ番号、最後の番号(あるいは、MB単位の領域の大きさを +30000M などと指定(これは30GBとなる)
- さらに、swap領域を作成するため、再度 コマンド nを入力して、領域を確保する。
- コマンド p を入力して、パーティションが計画どおりに作成されているか確認する。
- もし、領域の大きさを間違えている場合は、コマンド d でその領域を削除し、再度 確保する。
- コマンド t を入力し、swap領域のID を変更する。swap用のID は82(L を入力すると番号の一覧が表示される)
- 再度 pにより領域の確認を行う。OKであれば、コマンド w を入力し、fdiskは終了
- コマンドhにより、コマンドの一覧が表示される
- 下に 設定例を示す。
このディスクのシリンダ数は 38913 に設定されています。
間違いではないのですが、1024 を超えているため、以下の場合
に問題を生じうる事を確認しましょう:
1) ブート時に実行するソフトウェア (例. バージョンが古い LILO)
2) 別の OS のブートやパーティション作成ソフト
(例. DOS FDISK, OS/2 FDISK)
コマンド (m でヘルプ): p
ディスク /dev/sda: 320.1 GB, 320072933376 バイト
ヘッド 255, セクタ 63, シリンダ 38913
Units = シリンダ数 of 16065 * 512 = 8225280 バイト
Disk identifier: 0x02180218
デバイス ブート 始点 終点 ブロック Id システム
/dev/sda1 * 1 1275 10241406 7 HPFS/NTFS
/dev/sda2 10000 20000 80333032+ 83 Linux
/dev/sda3 20001 20050 401625 82 Linux スワップ / Solaris
/dev/sda4 20051 38000 144183375 83 Linux
- インストール画面に進み、まず、swapの設定を行う。
- 自動的にswap領域を見つけだすので、指示に従いフォーマットする(以前にフォーマットしてある場合は、フォーマットはskipしてよい)
- ターゲットを指定する。つまり、Linuxをインストールするパーティションを指定し、フォーマットする。
- これも、Linux用のパーティションを見つけ出してくれるので、それに従う。フォーマットの形式は、現在はext4が標準。
- この後、Windows-OSの領域が見つかると、Linuxから見えるように設定をしてくれる。どの位置にマウントするか、例えば /winxp などとマウント位置を指定する。
- インストールするデータの保存してあるCD-ROM(DVD-ROM)のありかをスキャンする。通常は、スキャンするとうまく見つけてくれるので、エンターキーだけ入力すれば済む。
- インストールするセットを指定する。標準に追加で、KDE や Openoffice、LaTeX など必要に応じてチェックする(スペースキーで、チェックを変更する)
- その後は、Expertではない方を選んで、自動的に指定したセットすべてをインストールさせる。
- 次に、インストールしたLinux の設定を行う。
- ネットワークの設定(ディスクトップであれば、tradnetを選び、さらに、DhcpでIPアドレスを設定するように指定。マシン名、ドメイン名を適宜指定。ネームサーバーなども Windowsマシンを参考に指定する)
- ブートローターの指定ーーこれは非常に危険な作業部分。最悪、Windowsが起動できなくなる場合がある。従って、最悪のことを考慮し、WindowsのインストールCDや、管理者のパスワードを確認してくことを薦める。ただし、今日のハードウエアで、特に、ハードディスクが1台だけであれば以下のように エンターキーを数回押すだけで設定は終了するはず。
- ブートローダにgrub を選択
- grubをインストールする位置は MBR に
- 最後に、インストールするハードディスクを指定(通常は1台しかないので、それを指定)
- ちょっと待つ(数秒)。問題なければ、終了。
- 時間ゾーン(日本時間)の設定も指定のままに設定
- 最後に管理者 root のパスワードを確認のため2回入力して、あとは、作業を終了するのを待つ。フォントの設定など10秒程度時間がかかる。
- これで、インストールは終了。終了を選択し、PCを再起動する。
- この際、CD-ROMから起動しないように CD-ROMを抜くなどする。
- PCが起動すると、grub の画面が現れ、選択肢の1番にLinux、2番目にWindows-OSが表示される。
- それぞれ、無事起動できるか上下矢印キーで選択して起動し、確かめる。